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2015.12.01

膠原病

こんにちは、衛生士の横山です。

今日は膠原病についてお話していきたいと思います。

膠原病という名前は聞いたことがあっても、どのような病気か分かりにくいかもしれません。膠原病は、体に入った外敵を攻撃するはずの免疫が、自分の正常な細胞まで攻撃してしまう免疫の病気です。

そして、膠原病は1つの病気というわけではなく、人によって様々な症状が出たり、複数の症状が同時に起こることもあります。膠原病は圧倒的に女性に発症することが多いのが特徴なので、特に女性は気をつけなければいけません。

 

膠原病が女性に多い理由は、本来、女性は妊娠や出産をするために、自分とは異なる遺伝子や細胞を体内に受け入れる機能が発達しています。それが何らかの理由によって、自分の細胞と自分以外の細胞とを混同することがあります。

免疫細胞が自分の細胞を他の細胞だと認識してしまうと、免疫細胞は自分の細胞を破壊したり、誤作動させるので、膠原病の様々な症状となって現れるのです。膠原病が起こるのは女性の本質的な機能がもたらす宿命と言えるかもしれません。

 

膠原病の初期症状は風邪の症状と似ている事が多く、特に寒い季節には、膠原病の症状であっても、風邪でも引いたのか、と勘違いする人が多いので、注意しなければいけません。膠原病の初期症状には、次のようなものがありますので確認して下さい。

    • 微熱が数日続く

 

    • リンパ節が腫れる

 

    • 体のふしぶしが痛む

 

    • 寒気や冷えを感じる

 

    • 体がだるい

 

    • 疲れやすい

 

  • 口内炎ができる

こうした症状は風邪を引いた時や、疲労が重なった時、更年期障害などによっても起こる症状なので、初めから膠原病の症状だと思う人はほとんどいないのです。

 

風邪だと思い込んでいて、なかなか直らない事はないですか?

寒い冬には特に注意しなければ、いけない病気とのことです。

また、様々な全身疾患は口腔内にも大きく影響し、症状が現れます。

こまめに口腔内をチェックすることも自分の全身の状態を知るのには良い事でしょう。

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