コラム

2014.03.24

抜けてしまった歯をそのままに・・・

こんにちは♪

 

オリオン歯科汐留 受付の南雲です。

先日、昔抜いた歯をそのままにしているという方がいらっしゃいました。

確かに1本抜けてしまっても、前歯などの人から見られる部分でない限りしばらくはそれほど不便を感じず、過ごせると思います。しかし、放置する事で次の悪い変化が起きる事があります。

 

まず、歯を抜く事は治療法としては最後の手段です。現在の歯科医学では、よほどの歯でも治療で救うことができるようになりましたが、むし歯(齲蝕)でボロボロになるまで我慢したり、歯周病(歯周疾患)を放置したりすると、回復が困難になり、抜歯が最良の治療法になる事もまれではありません。

先程お話をした”次の悪い変化”ですが、代表的な事としては、

 

①隣の歯が抜歯した方へ向かって傾斜する。

②噛み合う相手の歯が、歯の無いところに向かって延びてくる。

③抜けた側で咀嚼しなくなり、反対側ばかりで噛むようになる。

④傾斜した方の側面のブラッシングが難しくなる。

⑤相互に歯の移動が起こるため、噛み合わせが変化する。

 

もちろん全ての人の口の中にこのような事が起きるわけではありませんから、変化の程度とそうなってからの期間などから、どのような処置をするのが妥当か早めに歯科に来院する事をおすすめします。

今回のように歯が抜けてしまっている事もそうですが、痛みがないからといって放置する事が一番よくありません。

 

オリオン歯科 スタッフ一同お待ちしております。

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