コラム

2013.11.25

おしん

こんにちは

オリオン歯科 歯科医師の田村です。

先週末はお天気が良かったのですが、本日は強い雨風だそうで、部屋の中でぬくぬくと暖まっていたいものですね。

 

さて、今回は私が最近夢中になっているドラマのお話です。

つい最近まで世間は「あまちゃんブーム」でしたね。

私も例に漏れず(リアルタイムではありませんが)、あまちゃんに夢中になっていました。

その後「あまロス」になる暇もなく、次なるドラマを見始めたわけです。

それは「おしん」です。

「あまちゃん」は全156話あるのですが、「おしん」はなんと全297話もあるのです!!\( ‘ jjj ’ )/

 

せっせせっせと毎日少しずつ消化していまして、先日少し気になることが出てきました。

第76話でおしんが「脚気」になって入院してしまうのです。

 

「脚気」とはビタミンの欠乏によって起こる病気です。

貧乏な山形の実家のために東京で寝る間も惜しんで働くおしんは、食べるものも節約して、たくあんだけを

おかずに白米を食べる毎日でした。副食としての野菜や肉や魚などを一切摂らなかったことから、ビタミン

不足になったのです。

 

白米など贅沢なものを食べれずに、玄米や麦めし、大根めし(下図参照)などしか食べられなかった山形

では、とうていかかることのなかった病気でした。

 

 

現代では医学・栄養学ともに発展して、脚気に罹患する人は大幅に減ってはいるものの、栄養成分の偏った

ジャンクフードの普及や、もともとの偏食嗜好、極端な食費の節約、摂食制限を行う無理なダイエットなど

も脚気の再伝播を後押ししているようです。

 

一見歯科とは関わりないように思われるこの話しですが、幼少期からのジャンクフード摂取や偏食は、健康

な顎や筋肉の発育を阻害することでも知られています。

 

 

 

顎や筋肉の未発達は、「歯並びを悪くする」「顔貌への影響を起こす」「うまく噛めない」「口呼吸に

なってしまう」「むし歯や歯周病のリスクが上がってしまう」「親知らずがはえきれずに埋まったままに

なってしまう」などなど、様々な悪循環を引き起こします。

幼少期から気をつけていくことで、健康な顎を作っていきたいものですね。

 

 

 

 

(北京オリンピックでメダル獲得した松田選手)

 

ところで今年、「おしん」がリメイクされて映画になったようですね。

新旧おしんを見比べてみると、やはり昔のドラマの方が現実味がある感じがして好きです。

 

 

オリオン歯科では、むし歯や歯周病の治療の他、歯並びの相談なども行っております

ので、どうぞお気軽にご相談下さい。

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