こんにちは。衛生士の石井です!
先月からオリオン歯科で働き始めました。宜しくお願いします。
今日は、舌苔についてのお話です。
舌苔は、舌の表面にある舌乳頭(ぜつにゅうとう)の間に食べカスや口内細菌、はがれた上皮細胞などがたまって出来たものが舌苔になります。
舌の表面には味覚を感知する味蕾(みらい)と呼ばれるデリケートな器官があり、舌をゴシゴシと強くこすったり、頻繁に掃除をすると味蕾の細胞が破壊されて味覚障害を引き起こしてしまう危険性があります。
舌乳頭の間には唾液を蓄える役割がありますが、強く舌苔をかきだすと舌乳頭も同時にはぎ取られ、舌の表面はツルツルになり唾液を蓄えることができなくなってしないます。また、はぎ取られた舌乳頭は、口腔内に落ち込み唾液に混じって細菌のエサとなってしまうため、口臭がさらに増すことになってしまいます。
※舌の清掃法
専用の舌クリーナーを使うか、ガーゼやタオル地のハンカチを指に巻き付け優しくこするぐらいが適切です。舌ケア専用シートなら、デリケートな舌表面の細胞を傷つけることなく、気になった時に簡単に安全の使用できるのでおすすめです。
歯磨きの時に歯ブラシで舌苔を掃除する人がいますが、これはやめておいて下さい。歯ブラシでは刺激が強すぎるし、発泡剤入りの歯磨き粉で洗い流したりすると、舌粘膜が炎症を起こして正常に機能しなくなってしまうからです。
舌も掃除をし口臭予防!美味しい食事をしましょう♪