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2015.10.19

舌から分かる事とは

こんにちは オリオン汐留 歯科医師の 餅田です。

皆さんは歯を磨く時や鏡を見る時に自分の舌を観察した事がありますか?
実は舌は体のあらゆる不調のサインを教えてくれる場所でもあります。

いつもより舌が大きい、何だか赤みが強い、ヒリヒリする。糸が黒ずんでいる、真っ白になっている。
こういう事は全てにおいて原因があるのです。

まず舌が腫れているというのは主に浮腫、いわゆるむくみが原因となっている事が多いです。
ただの塩分の取り過ぎ、という場合もありますが、舌までむくむ様な場合アレルギーや循環器系、つまり血管や心臓に問題がある場合もあります。

舌がツヤッとして赤い、これは貧血の可能性です。特に鉄が欠乏している貧血ではこれにヒリヒリとする痛みを伴う場合が多いです。

つづいて、黒ずみと白くなるについてですが、これに多く関わってくるのは口腔の中に常在している最近です。
普段均整の取れている時では最近はバランスよく生息しているためそのような変化をもたらす事はありませんが、
風邪を引いた時などに処方される抗菌薬を必要以上に長い間摂取してしまうとお口の中の細菌にも効果が効いてしまいバランスが崩れます。
結果、舌の上に異常にカビの菌が繁殖してしまい舌が白くなったり黒くなったりしてしまいます。
ただしこの場合抗菌薬を中断し、お口の中を清潔に保つよう心掛ける事により改善してきます。
あまり硬すぎる歯ぶらしてゴシゴシ磨きすぎないように気をつけなければなりません、舌の清掃には専門の道具もございます。
そちらを求めて正しい磨き方をしないと、ヒリヒリや舌炎の原因になってしまいます。

いくらお口を綺麗にしても舌が黒い、白いという場合は、原因は最近ではありません。
そういう場合は良く舌を観察して下さい、ざらざらな部分が異常に伸びている、もこもこ舌が盛り上がっている場合があります。
このような場合だと腫瘍の可能性もありますので速やかな医療機関への受診が必要となります。

一度も気にされた事が無い方は是非一度ご自身の舌を観察してみて下さい。
何か気になる事がございましたらオリオン汐留までいらして下さい。
スタッフ一同、心よりお待ち申しております。