ブログ

2015.01.23

“歯磨き粉” の選び方

こんにちは、歯科衛生士の樋口です^^

今日は歯磨き粉についてお話したいと思います。

普段、歯ブラシの形や毛の硬さなどは指導させて頂く事が多いのですが、歯磨き粉の選び方を今日は詳しくお話しさせて頂きたいと思います。

歯磨き粉の裏面の成分表示にたくさん聞いた事もない様な言葉が並んでいますが、ひとつひとつに大切な役割があります。

 

デキストラナーゼ(酵素) 歯垢(プラーク)の分解 歯垢の除去および歯垢の付着防止
モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素) 歯質強化、再石灰化、
酸産生の抑制
むし歯の発生および進行の予防
フッ化ナトリウム(フッ素)
トラネキサム酸 抗炎症作用 歯肉炎・歯周炎(歯槽膿漏)の予防
出血を防ぐ
オウバクエキス 抗炎症作用、収れん作用 歯肉炎・歯周炎(歯槽膿漏)の予防
ε-アミノカプロン酸 抗炎症作用 歯肉炎・歯周炎(歯槽膿漏)の予防
口臭の防止
グリチルリチン酸ジカリウム
β-グリチルレチン酸
酢酸トコフェロール(ビタミンE) 血行促進作用
塩化ナトリウム 収れん作用
イソプロピルメチルフェノール(IPMP) 殺菌作用 歯肉炎の予防
口臭の防止
むし歯の発生および進行の予防
塩化セチルピリジニウム(CPC)
トリクロサン
ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS) 口臭の防止
むし歯の発生および進行の予防
乳酸アルミニウム 象牙細管の封鎖 歯がしみるのを防ぐ
硝酸カリウム 刺激の伝達を防ぐ
ポリエチレングリコール タバコのヤニの溶解 タバコのやに除去
ポリリン酸ナトリウム 歯石形成の抑制、
タバコのヤニを浮かせる
歯石の沈着を防ぐ
タバコのやに除去
☆薬用成分の効果を充分に発揮させるために、歯ブラシにのせるハミガキ粉は1~2cm(約1g)を目安に使用しましょう。そして最後にお口をゆすぐ時は、少量のお水で1〜2回を目安に、歯磨き粉の味がお口の中に残る程度にゆすいでください。

 
せっかくの歯磨き粉の成分をゆすぎ過ぎによって効果を発揮しないのはもったいないです。
ご自分の口腔内のお悩みによって歯磨き粉を使い分けてみて下さいね♪