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2014.02.24

歯周病と心臓疾患・脳血管疾患

こんにちは♪

歯科衛生士の加原です。

 

歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。

歯と歯肉の境目の清掃が行き届かないでいると、そこに雑多な細菌が停滞し(歯垢の蓄積)

歯肉の辺縁が炎症を帯びて赤くなったり、腫れたりします。

そして、進行すると歯周ポケットが形成され、歯を支えている骨が溶けて

歯が動くようになり、最後は抜歯しなければいけなくなってしまいます。

そして、歯周病は歯を失うだけでなく、

歯周ポケット内で起こる細菌と生体との戦いにより様々な物質を生産し、

それが細菌とともに生体内に侵入し全身疾患に悪影響を与えることが

最近わかってきました。

 

狭心症や心筋梗塞

動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、

塞がってしまい心筋に血液供給がなくなり死に至ることもある病気です。

動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因と

されていましたが、別の因子として歯周病原因菌などの最近感染がクローズアップ

されてきました。

 

脳梗塞

脳の血管のプラークが詰まったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んで来て

脳血管が詰まる病気です。

歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。

 

血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防の為にも

歯周病の予防や治療は、より重要となります。

定期的な検診を行い、早めに治療をしていきましょう。

 

オリオン歯科一同お待ちしております。