こんにちは。オリオン歯科NBFコモディオ汐留クリニックです。
「歯ぎしり」や「噛みしめ」は、決して特異なことではありません。
誰もがしている一種の「くせ」と考えてよいでしょう。
しかし、ひどくなると時に次のような問題を起こします。
【歯ぎしりや噛みしめが起こす全身への影響】
・歯への障害…歯の摩耗、歯の破折、歯がしみる、噛むと痛い 等
・歯周組織への障害…歯周炎、歯周病(=歯槽膿漏)
・顎関節への障害…顎関節症、開口障害、カックン音
・全身への障害…顔面痛、頭痛、肩こり、腕のしびれ、腰痛
・その他…舌痛症、むちうち症状、倦怠感
これらの症状のすべてが「歯ぎしり」「噛みしめ」が原因というわけではありませんが、無用な悪いくせはなくしておく方が良いでしょう。
❶まずは日中の気づきから
仕事中や勉強中など、何かに夢中になっているとき、ふと気づくとしっかり噛みしめている、あるいは舌を吸いつけていることはありませんか?
そんな時には、肩を上下させ、首から上の力を思い切り抜いて、頬の力を抜き、歯を嚙み合わせないようにします。
❷寝ているときのコントロール
〘枕を低くしましょう〙
後頭の一番出っ張ったところより首の付け根近くに枕を置きます。
そうすることで、口が開きやすくなり噛みしめを起こしにくくします。
〘布団に入ったら何も考えないようにしましょう〙
布団の中は眠るだけのところと決めてください。
もしどうしても考えることがあれば、一度布団からでて考えるようにしましょう。
〘眠る前のトレーニング〙
🔸まず思い切り噛みしめる。1~2秒後にフッと顎の力を一度に全部抜く。
🔸息を吸いながら思い切り大きな口を開け、ガクンと一気に脱力すると同時に息を吐く。
🔸肩→胸→腹→太ももの順に、力を入れる→脱力を行う。全身の力が抜けた状態でぐっすり眠る。
歯ぎしり・噛みしめの症状がひどい場合には、マウスピースを使用する治療等もございます。
思い当たる症状や気になることががありましたら、お気軽にご相談ください。