こんにちは、衛生士の横山です。
今日は、よく患者様からご質問頂く「プラークと歯石って違うの?」
ということについてお話していきたいと思います。
プラークとは、食べかすではなく細菌の塊です。プラーク1mg中の細菌数はなんと約10億個と言われていますこのプラークの中には、虫歯や歯周病の原因になる細菌が含まれています。
そしてそのプラークの中には縁上プラークと縁下プラークの二つに分けられます。
この縁上プラークはご自身でケアすることにより取り除くことができます。
正しいブラッシングとフロッシングにより取り除けます。
歯石とは、プラークが石灰化し硬くなったものです。
歯石の80%は無機質20%が有機質と水です。
無機質はリン酸カルシウム、リン酸マグネシウム、炭酸カルシウムからなり、有機質成分は菌体です。
歯石が作られる直接の原因は歯垢中の細菌であり、その細菌はわずか2週間で石灰化し歯石になると言われています。
細菌の石灰化が終わると、そのまわりにまた細菌が集まり新たな石灰化をおこします。
これを繰り返すことにより、何層にもなり、分厚く大きな歯石が形成されてしまうのです。
このように歯石が少しでも形成されてからでは、ご自身のケアで落とすことは出来ません。
歯石に成る前にしっかりプラークを除去し、常に清潔に保ことが大切です。
しばらく歯科検診をされていないという方、磨き方がわからないという方是非一度検診にいらして見て下さい。
オリオン歯科医院汐留スタッフ一同心よりお待ちしております。