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2015.02.18

歯並びについて

こんにちは♪

歯科衛生士の加原です。

 

歯並びが悪く、治療したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、時間や費用、見た目などやってみたいけれど心配ですよね。

実は歯並びを治すのは全体的な矯正治療だけではなく、

前歯だけの矯正治療や、矯正治療とセラミックを合わせた治療、

マウスピースを使った治療など多くの方法があります。

また、年齢や歯茎、被せものの状態によっては矯正治療ではなく被せもので

治したほうがいい場合もあります。

 

まず、歯並びが悪い事により、どういう事が起こるのでしょうか?

 

①見た目が悪くコンプレックスになる

先進国では歯並びの悪さは就職にも恋愛にも影響するほど重要なことです。

また、歯並びが悪いだけで歯が汚い、口臭があるなど損をしてしまうことも多いのです。

子供の頃よりも成人をすぎたあたりからコンプレックスになってしまう方もいるのです。

 

②虫歯になりやすくなる

前歯の歯並びが悪いと細菌が残りやすく虫歯になりやすくなってしまいます。

また、治療をしたとしてもすぐに虫歯になってしまい再治療を繰り返し、

最終的には歯が折れてしまうことがあります。

 

 

③歯茎が下がりやすくなる

顎の中に歯が収まりきれないと歯が顎から飛び出してしまい歯茎が下がってしまいます。

年齢とともに歯茎の下がりは大きくなり、

歯周病の悪化とともに歯が抜けてしまうこともあります。

矯正治療で歯並びを治してから、歯茎を移植する方法を使うと改善することができます。

 

④歯周病が進行しやすくなる

年齢を重ねるとともに歯周病になる方が増えてきますが、

前歯の歯並びが悪い方は特に歯周病の進行が速くなります。

歯が重なっている部分は歯を支えている骨が薄くなったり、

根と根がぶつかって元々骨がない部分もあります。

そのため歯周病菌がその隙間に入るとすぐに歯周病によって歯が揺れてきてしまいます。

 

⑤顎関節症になりやすい

歯並びが悪いといつも歯が顎の中で押し合っていて噛み合わせが安定出来ません。

若いときは顎の関節や筋肉が軟らかい為に、多少の変化には耐えることができますが、

年齢とともに関節が固くなってくると噛み合わせの変化に対応できず

顎関節症になりやすくなってしまいます。

 

⑥より歯並びは悪くなってくる

歯並びが良い方は前後を歯で、左右を頬や舌で歯並びの位置を保っています。

歯並びが悪いと歯の位置が安定していないために親知らずや歯周病の影響を受けやすく、

年齢とともに顎も狭窄してくる為、より歯並びは悪くなってきます。

 

歯並びは見た目だけでなく虫歯や歯周病にも大きく関係しており、重要なのです。

では次に、どうゆう治療法があるのかいくつかご紹介します。

 

①成長期の矯正治療で顎の関係を改善する方法

成長期に矯正治療を行うことによって歯だけではなく、顎を拡げたり、顎を成長させたり

することができます。成長期に前後の顎の関係を少しでも改善できれば、

抜歯をせずに悪い歯並びをきれいに出来る可能性があります。

顎を広げる装置や部分的なブラケット装置、マウスピー装置を使います。

ただし、すべてが改善できるわけではなく、

成長が止まってから全体的なブラケット装置が必要な場合もあります。

 

 

 

②全体的な矯正治療で治す方法

中学生から20代くらいまでは全体的な矯正治療を行うことが多いです。

歯の表面にブラケット装置を付け、歯並びを治していきます。

顎に比べ歯が大きすぎる場合は抜歯をして、歯と顎のバランスを整えきれいに

歯並びを治します。歯の1本1本にブラケットという装置を付けて、

歯を移動させていきます。2年から3年ほどかけて歯を毎月1mm位ずつ移動させて

歯並びをきれいに治していきます。

 

 

 

③部分矯正とセラミックで治す方法

30代を過ぎると骨が硬くなり歯が動きにくくなるのと、

歯周病によって全体的に矯正治療を行うと歯茎や骨が下がってしまうことがあります。

部分的なブラケット装置とセラミックの被せもので歯並びを治した方が期間も短く、

歯や歯茎への負担も少なくてすみます。

半年~‘1年程度かけてブラケット装置で矯正を行い、その後セラミックを被せます。

 

④部分矯正と矯正用インプラントで治す方法

奥歯の噛み合わせが良くて、前歯のみを治したい場合に部分的なブラケット装置と奥歯を

動かさないように矯正用インプラントを使って歯をきれいに並べていきます。

奥歯に矯正装置が付かないため違和感が少なくて済みます。

矯正用のインプラントは15分程度で付けることができ、ほとんど痛みはありません。

 

⑤セラミックで歯並びを治す方法

前歯に被せものが多かったり、歯の形を変えたい場合はセラミックの被せ物で

歯並びをきれいにしていきます。歯並びの悪さによっては抜歯をしたり、

神経の処置をする必要があります。期間は1か月程度で行えます。

 

⑥マウスピース矯正で歯並びを治す方法

多少の歯並びの悪さはマウスピース矯正で治療することができます。

透明なマウスピースを交換しながら歯を動かしていきます。

見た目にも目立たなく治療ができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

歯並びの状態により装置が変わってくる為、金額や期間は変わります。

歯並びについてお悩みの方は是非相談下さい。

 

オリオン歯科一同お待ちしております。