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歯を守る食事、ダメにする食事…

 

こんにちは、歯科医師の南です。

 

子どもの頃からあなたはもう何十回と「食べた後は歯を磨きなさい」と言われたことでしょう。

もちろん、私も同様です。

その言葉から「食事」=「歯を汚すこと」という図式が頭の中にインプットされているのではないでしょうか。

でも実は間違いなのです。

むしろ、食事の後の方が口の中は綺麗なのです。

それは、食べ物が口の中に入り咀嚼されることで大量の唾液が分泌され、口の中の細菌は食べ物と一緒に食堂に流されるからです。

つまり、食べかすは残りますが、口内細菌の数は減少するのです。

 

このことから、口の中を綺麗に保つには、「食後に食べかすが歯にこびりつかない食べ物を選ぶ」ことと、「よく噛むことで唾液の分泌を促すものを選ぶ」ことが大事なポイントになります。

特に昼食後、物理的に歯を磨くことが難しいビジネスパーソンの皆さんは、以上の2点を考慮したランチを摂ることをお勧めします。

 

それでは、しっかり噛むことで唾液の分泌を促す食べ物にはどのようなものがあるのでしょう。

「噛みごたえ」がある食品がこれに当たります。

セロリ、ニンジン、ゴボウなどの野菜類をはじめ、さきイカ、もも肉などが挙げられます。

やわらかいものばかり食べていると噛む力がだんだんと低下していきます。

噛みごたえのある食品は、唾液の分泌を促すだけではなく、歯肉を刺激し、あごの筋肉が鍛えられ、長持ちする健康な歯と、引き締まった口元をキープする力があります。

 

一方で、「食べかすが残りにくい食べ物」は、セルロースなどの食物繊維がたっぷりと含まれている食品が挙げられます。

野菜やきのこ類などは食べかすが残りにくく、噛みながら歯の表面の汚れを掻きとる作用もあります。

 

歯を汚さないだけではなく、口内全体を健康に保つには、前述の「唾液分泌を促進する」「食べかすが残りにくい」食品を摂るようにすることの他にも、以下に掲げる目的を達成するための食生活を意識することが大切です。

 

◎歯を強化するために「カルシウム」「ビタミンD」を摂る

歯や歯を支える骨を丈夫にするには、カルシウムが欠かせません。

しかし、カルシウムは体内に吸収されにくいため、これを手助けするのがビタミンDです。

ビタミンDは日光を浴びることで体内で合成されますが、食事からも摂ることができます。

カルシウムとビタミンDを同時に摂れる食品として手ごろなのが、丸ごと食べられる魚類。

いわしの丸干しやしらす干しです。

 

◎歯ぐきを鍛えるために「タンパク質」「ビタミンC」「鉄、亜鉛」を摂る

歯周病にならないためにはしっかりとした歯ぐきを作ることが大切になります。

血色の良い健康的な歯ぐきを作るのに欠かせないのが良好なタンパク質。

さらに歯ぐきの健康を保つためにコラーゲン繊維の再生を促進し歯肉炎を予防するビタミンCや、酸素を運ぶ赤血球の材料となる鉄、皮膚の再生に必須の亜鉛などのミネラル類もしっかりと摂る必要があります。

タンパク質が豊富な豚肉や牛肉は単独で食べるのではなく、ビタミンCを豊富に含む野菜類と一緒に食べる方が歯の健康にはいいですね。

 

◎唾液の分泌を高めるには「酸味のある食品」も有効

すっぱいものを食べると唾液が促進されるのは皆さんもご存知でしょう。

梅干しやレモンなど、酸味の効いた一品をプラスすることで唾液の量が増加します。

また、酢を使った料理は唾液の分泌を高めるだけではなく、殺菌作用もあり、さらにビタミンCを安定吸収する効果があることもわかっています。

 

◎歯のエナメル質を強化する「ビタミンA」のチカラ

ビタミンAは、歯のエナメル質の強化や、歯ぐきや舌などの粘膜を作るために必要な栄養素です。

歯周病菌の対策にはエナメル質を頑強にし、細菌のバリア機能を果たす粘膜を強化することが大切です。

色の濃い緑葉食野菜はビタミンAがたっぷり含まれています。

 

◎砂糖は控えめ。間食は「噛むおやつ」に。

言うまでもなく、砂糖は歯のエナメル質を溶かす作用がありますので、虫歯の原因となります。

歯周病菌のエサにもなり、増殖の作用も果たしてしまいます。

仕事の合間などに軽く何か食べたいと思ったら、甘いお菓子ではなく歯ごたえのある野菜チップスやごま入りクッキーなどがお勧めです。

また、注意したいのがスポーツドリンクです。

夏場は汗を大量にかくため、スポーツドリンクによる塩分やミネラルの補給は疲労の回避や体力を維持するためには有効ですが、口の中には糖分が残ります。

時間がたてば唾液で流されるものの、のどが渇くたびに飲むことを繰り返すと、糖が歯にこびりつき虫歯を生み出すことになります。

スポーツドリンクや甘い飲み物を飲んだあとは、歯磨きをすることが一番ですが、それができなければせめて口の中をゆすぐことを心がけてください。

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日付:   カテゴリ:コラム, 予防歯科