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2013.10.01

キシリトール

こんにちは♪

歯科衛生士の加原です。

 

 

 

先日、国際フォーラムで行われた

2013 JAID秋季学術大会に

参加させて頂きました。

講演後に山崎長郎先生と写真をとって

もらいました。

先生方のお話は興味深く、

有意義な時間を過ごせました。

ありがとうございました。

 

 

今日はキシリトールについてお話していきます。

まず、キシリトールとはシラカバやトウモロコシの芯などから摂れるキシラン・ヘミセルロースという物質を原料とした代行甘味料です。キシリトールの甘さは砂糖とほとんど変わらず、口の中に入るとすぐに溶け、多くの熱を吸収するのでひんやりとしたさわやかな甘さが広がります。

ただ、砂糖とは異なりたくさんの予防効果がある為虫歯の原因にはなりません。

 

①酸を抑制する作用

虫歯菌は、砂糖により虫歯の原因となる酸を作りますが、キシリトールでは酸を作れません。さらに、  キシリトールにより虫歯の活動が弱まり、砂糖などの糖からも酸を作ることができなくなります。

②虫歯菌の数を減らす作用

長期間(3ヶ月以上)使用すると虫歯菌を減らすことができます。

③再石灰化

虫歯になりかけた部分をもとに戻すことができます。

 

効果的な摂り方としては、

1日3回(虫歯になりやすい人は5回)摂取

毎日摂取

食後や間食の後に摂取

がいいと言われています。キシリトール製品の選び方としては、使用されている甘味料の50%以上がキシリトール」であるものがいいでしょう。

特にガムは噛むことにより唾液がよく出るようになり、虫歯予防にとても効果があります。さらに食後に噛むことでお口の中を素早く中性に近づけ、歯垢がはがれやすくする為キシリトールの摂取後のブラッシングが効果的です。

もちろん、お家での毎日のブラッシング、歯科医院での定期的なクリーニングは欠かさず行ったうえでのものですので過信しすぎないで下さい。

皆さんも虫歯予防対策を始めましょう。

 

本日で当医院が開院して一年を迎えることができました。

今後も笑顔を絶やさず、スタッフ一同お待ちしております。