コラム

2015.11.11

赤ちゃんの歯みがき

こんにちは、歯科衛生士の樋口です^^

今日は、赤ちゃんの歯みがきについてお話しします。

赤ちゃんは日々成長し、様々な変化が出てきますね。
お口の中の変化はまず歯が生えてくるということです。
下の前歯が生えてきて「歯が出てきた!出てきた!」と赤ちゃんの成長を感じ喜ぶでしょう。
同時に、これから虫歯にさせないために歯磨きという習慣が必要になってくるのです。
「まだ数本しか歯の生えていない赤ちゃんに歯磨きが必要ですか?」「理想の歯磨きスタート時期はいつですか?」「泣いてしまう赤ちゃん歯磨きのコツを知りたい」などと不安な点も多いと思います。

ここでは、赤ちゃんの歯磨きについて、お話ししますのでぜひ参考にしてみてくださいね!

☆赤ちゃんのために知っておきたいポイント☆

1.赤ちゃんの歯磨きは下の前歯が2本生えたら始める…

赤ちゃんの歯みがきの開始時期は、最初の歯が生えたときからです。
ですので、歯磨きのスタートは6ヶ月~1歳位が目安です。
この時期はまだ間食も少なく、唾液の自浄作用で清潔に保てるので、しっかり磨くというよりは赤ちゃんにもこの時期から始め、磨く側に慣れてもらうことが大切です。
歯ブラシに慣れてもらうようにリラックスできるよう心がけて下さい。

2.柔らかめの 歯ブラシでジェルタイプの歯磨き粉を選ぶ…

歯ぐきを傷付けないためにも柔らかめの歯ブラシを使いましょう。
歯みがき粉も泡立たないタイプのジェル状のものがおすすめです。

3.嫌がられずに磨くための固定テクニック・磨き方を習得…

優しく磨くには固定が大事です。
小さなこどもに嫌がられないためには不安にさせない固定が大切です。
これができれば力が入りすぎず細かく動かすことができますので歯ブラシによる喉突きも予防できます。

・下の奥歯       歯ブラシを握ってない指を下あごに固定する
・上の奥歯・前歯    歯ブラシを握った手の脇をほほにそって固定する
・下の前歯       歯ブラシを握った手の小指と薬指をあごに沿って固定する

4.赤ちゃんがイヤイヤする時の歯磨きの心得…

歯みがきはスキンシップの一つです。
歌を歌いながらでもいいですし、おしゃべりをしながらの歯みがきもおすすめです。
楽しい雰囲気を心掛けましょう。

それと、生活のリズムが毎日の中にできて来ます。

決まった時間に磨くことにより、歯磨きの時間を認識させて慣れていく近道になります。

5.歯科検診デビュー時期は1歳半ですること…

市などの歯科検診は1歳半に行われ、そこで初めて歯科検診のデビューする子が多いです。
はじめ赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいませんが徐々にリスクは高まっていきます。
定期的なフッ素塗布を行い、ミュータンス菌の検査などのリスクの検査もしておくことも大切です。

6・大人や、他の家族が使った食器や歯ブラシを使わない…

虫歯は細菌です。感染によってうつってしまいます。
赤ちゃんの口腔内は生まれたての時は無菌状態です。
しかし、親子のスキンシップや、同じ食器を使う事から感染が始まります。

3歳まで徹底して感染を避ける様にご家族が努力すれば、将来虫歯になるリスクがぐっと減るのです。

歯みがきの時間を楽しい時間にすることで結果的に意識が高まり虫歯になりにくくなりますのでぜひ参考にしてみてくださいね♪

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