コラム

2016.03.24

噛むことと脳の関係

こんにちは、衛生士の横山です。

今日は噛むことと、脳の発達についてお話していきたいと思います。

 

よく噛むことの効能は、まず消化器に負担をかけずに、十分な消化・吸収ができるということです。ここには唾液の分泌を促すことによる消化を促進する効果も加わります。消化の際には、体中の血液が消化器官に集中し、脳の働きも鈍くなります。しかしよく噛んだ後に消化器官に入った食物は速やかに消化・吸収され、脳の負担も少なくてすみます。
では、咀嚼と脳にはどのような関係があるのでしょうか?
脳内には、神経細胞の成長を促したり、神経の情報のやりとりを支えるさまざまなホルモンがあります。噛むことによって、こうしたホルモンの分泌機能が高まり、脳神経の発達と機能向上が促されます。結果的に脳神経が発達し、頭の働きを活発にするのです。また噛むことによる物理的な刺激によって脳内の血流量が増加します。血流量が増加すると、神経細胞の代謝は活発になり、脳内の毛細血管が拡張され、脳のすみずみまで酸素や栄養がいきわたり、これが脳の活発な活動を支えるのです。
その成果として、記憶力、集中力などが高まることは、多くの研究成果として報告されています。

このことより、噛むことは脳の発達にも関わってきます。

時間が無く流し込むように食事をさせるかたも多いかと思いますが、

よく噛んで食べるようにしましょう。

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