コラム

2015.06.02

口臭があなたの信頼度をゼロにする①

こんにちは、歯科医師の南です。

 

 

口臭ほど、ビジネスを円滑に行うための阻害となるものはありません。

ビジネスの基本中の基本であるコミュニケーションに支障をきたすからです。

重要なのは、自分ではなく第三者が不快を感じるという点です。

 

 

「人との距離感覚に関する意識調査」(江崎グリコ、2011年)によると、人との距離が近づいた時に不快に感じる第一位が口臭(83.4%)でした。

 

 

口臭の発生には、「口の中が不潔な状態になっている」「口の中に何らかの病気がある」「呼吸器系の病気もしくは消化器系の病気がある」「ストレス」などの原因が複雑に影響している場合がありますが、90%以上は「口の中」と関係があります。

 

 

まず、口臭のセルフチェックをしてみましょう。

◎口の中がネバネバして、嫌な味がする。

◎放置して穴の開いた虫歯がある。

◎歯肉から膿が出る。

◎しばらく(2年以上)歯科で歯のクリーニングをしていない。

◎朝と寝る前に、歯を磨かないことがある。

◎唾液がでにくく、口の中が乾燥しやすい。

◎タバコを吸う。

2つ以上チェックがあれば、口臭症の可能性があります。

 

 

口臭の原因となる主な物質は、揮発性硫黄化合物(VSC) で、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドなどがその代表的なものです。

 

それぞれのガスには特有の臭いがあります。

硫化水素…腐った卵の臭い

メチルメルカプタン…タマネギの腐ったような臭い

ジメチルサルファイド…キャベツの腐ったような臭い

 

どれも鼻をつまみたくなるような臭いですが、これが自分から発せられていると考えただけでもぞっとします。

 

「一流の人の歯は、なぜ白いのか?」植木ゆかり先生著http://www.amazon.co.jp/dp/4426118611/#immersive-view_1421303118965)より抜粋

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