コラム

2013.09.09

ナイトガードについて

こんにちは♪ 歯科衛生士の加原です。

前回、知覚過敏のブログにナイトガードというものがでてきたので、そちらについて今日は書いていきます。

 

皆さんは、今まで歯ぎしり(ブラキシズム)をしていると指摘された事はありますか?

 

歯をこすり合わせる音を聞いての指摘と思われますので、ブラキシズムと呼ばれる悪習慣の中でも歯をこすり合わせる動作(グライディング)をしているのでしょう。子供も歯ぎしりをしますが、必ずしもそれだけで病的というわけではありません。ストレスの発散に役立っているという見方もあります。

 

原因としては、ストレスの存在や歯の噛み合わせの異常が中枢神経系(脳)を刺激して起こるという説があり、また睡眠のふかさ(レム睡眠・ノンレム睡眠)により歯ぎしりの起こり方に違いがあるという事もわかっています。

 

実際の影響としては起こる音が周囲の人の睡眠を妨げること、および本人の口にとってその力が破壊的に働くことの2つがあります。大きな力がかかるので、咬耗(上下の歯が繰り返し接触することですり減ること)、顎関節への負担、歯周病にかかっている歯の悪化、頭痛にも影響する場合があります。

 

対策として、はめる装置がナイトガードと言われます。もっとも一般的なものは合成樹脂で作られており、顎関節症の治療にも使われるスプリントと同じような形をしています。基本的には夜寝るときにつけていただくものですが、歯や顎にかかるダメージをこの装置で受け止めるのが目的ですので昼間でも何かしらの理由(運動、力仕事、集中しているときなど)で強く噛みしめてしまうことが避けられない場合ははめていただいた方がいいでしょう。

 

ご自身で気になる事があればいつでもご相談下さい。

オリオン歯科一同お待ちしております。

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