コラム

2014.06.30

むし歯と唾液について

こんにちは♪

歯科衛生士の加原です。

 

今日はむし歯のお話です。

昔からむし歯に悩まされて・・・という方もいれば、

むし歯はあまりできない・・・という方もいます。

むし歯になりやすい人となりにくい人ではどのような違いがあるのでしょうか。

 

お口の中の歯垢(プラーク)の中にいるむし歯菌が、

食べ物から栄養をとり、糖を分解して酸を作ります。

この酸によって歯の表面からミネラル成分(カルシウム・リン)が溶け出します。

これがむし歯の始まりです。

 

そもそも歯垢とは?

歯垢=プラーク

食べカスや歯の垢ではなく、ネバネバした細菌の塊であり、

歯垢の中にはむし歯菌がいっぱいなのです。

歯垢の中で、むし歯菌が酸を作って、歯の表面を溶かし始める事を脱灰と言います。

 

しかし、唾液にはその酸を中和する働きや、

酸によって溶かされたミネラル成分を元に戻す働きがあります。

これが再石灰化と言われます。

 

そしてお口の中では脱灰と再石灰化の働きを繰り返しており、

再石灰化が溶かされる成分量に追いつかないと、むし歯になってしまうのです。

 

つまり、唾液の量によってむし歯ができやすいか、

できにくいかが左右される事になります。

唾液は食事に際によく噛む事で分泌が良くなります。

 

そして、再石灰化は脱灰が起こってから40分程たつと起こる為、

お菓子などをちょこちょこ食べていると、お口の中が常に酸性になり、

むし歯になりやすくなります。

 

もちろん、きちんとした歯磨きが一番重要ですが、

他にも唾液の量や間食の取り方もむし歯には影響します。

まずは、食事の後のしっかりとした歯磨き♪

そして、生活習慣の改善も重要です。

 

ご質問等ありましたらいつでもお声をおかけ下さい。

オリオン歯科一同お待ちしております。

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