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2014.11.27

風邪と口臭

こんにちは、衛生士の横山です。

今日は風邪と口臭についての関係をお話していきたいと思います。

 

風邪をひいてしまった時って何か口の中がネバネバして、自分でも口臭がしていると気付いたことはないでしょうか?
風邪をひくと熱で頭がぼーっとしてきますし、高熱で口呼吸が多くなるために口腔内が乾燥するため、口臭が普段より感じることもあるかと思います。

 

風邪は万病の元といいますが、誰もが一番かかりやすい病気で、こじらすと肺炎を起こしたり、熱のために体の節々が痛くなったりと、結構しんどい目をしなくてはいけなくなります。
風邪という名前の病気はなく、呼吸器系を中心とした様々な病態のことを「風邪症候群」と呼び、細菌やウィルスによって気道に感染が起こる病気です。

 

風邪による口臭の原因として、免疫力が低下が言われます。
風邪をひくと、体が弱ってくるので免疫力が低下するので、それと共に口腔内の免疫力も低下します。
そして自浄作用があり口腔内の細菌の繁殖を抑える役目を持つ唾液の分泌量が不足するので、口臭も強くなってしまいます。

 

免疫力の低下と言うのは、新陳代謝の低下などにも繋がってきますから、風邪を引くというだけで色々な口臭の要因が重なり合うと言うことなんです。
また、風邪を治すために抗ヒスタミン剤の入った風邪薬などを服用する場合がありますが、その副作用として唾液の分泌量が抑えられ、口が渇くので、口臭の原因に追い討ちをかけています。

 

このように風邪をひいた状態では、口臭が発生する全ての好条件が揃ってしまうわけです。
口臭を出さないためには、風邪を治さなければいけないわけですが、まず休養して安静することが一番ですよね。

 

特に口臭は口腔内の水分の減少にあるわけなので、少しづつ何度も水分補給をとることが、熱対策にも口臭対策にもなると思います。
熱があると歯磨きをするのも面倒な気分になりますが、口臭対策として抗菌性のあるうがい薬を用いて口腔内を清潔にすることが、効果的な対策になると思います。

うがい薬を用いる事は効果的ですが、一番大切なことは風邪を引いて口腔内の免疫も落ちている時にこそしっかりと歯磨きを行い口腔ケアを行うことが大切です。