ブログ

2014.10.23

口からの呼吸?鼻からの呼吸?②

こんにちは。衛生士の石井です♪

 

今日は以前にお話した『口呼吸』の続きを書いていこうと思います。

まずは、口呼吸がもたらすリスクです。

⑴風邪を引きやすくなる

⑵口臭の原因になる

⑶虫歯になりやすい

⑷睡眠を妨げる

⑸歯並びが悪くなる

⑹顔が歪んでしまう

 

◎口で呼吸をしてしまう理由

・多くの場合「うつ伏せに寝る習慣がある」「鼻炎や蓄膿症により鼻づまりがある」など

・慢性的な鼻炎によって口から呼吸する習慣がついてしまった

・「片方の奥歯でしか食べ物を噛まない」「横に向いて寝る習慣がある」人も注意。片方の歯でばかり咀嚼をしていると、顎や背中が歪んできてしまいます。また、横に向いて寝ていると首が同じく傾いたり歪んだりしてしまいます。そうなると鼻で呼吸しにくくなりますから、口で呼吸するしかなくなるというわけです。

 

◎鼻呼吸が望ましい理由

・鼻は体にとって侵入されることが好ましくない物をせき止める「空気清浄機能」が備わっています

・吸い込んだ空気の加湿をしてくれます。鼻呼吸の場合は、冷たく乾いた空気でも鼻腔で暖められて湿度を含んだ状態で、喉まで到達します。加湿が不十分だと肺胞の粘膜になじみにくく酸素がスムーズに吸収されません。

・吐く息も鼻腔を通ることで鼻腔を適度に乾燥させて風邪などのウィルスの病原菌の繁殖を抑えてくれます。

 

◎口呼吸を治すためには?

・まずは口呼吸を治すという意識が必要です。呼吸というのは無意識にしているものですので、1日の生活を通じ「私は鼻で呼吸をするんだ。そうしないと免疫力が低下してしまう」と意識することが大事です。

・上手く口を閉じられない不正咬合が呼吸の原因となる場合もあります。そういった場合、矯正治療によって咬合を改善できる場合があります。

・口輪筋を鍛えることが、口呼吸を治すことにつながります。口輪筋の力が弱いと、口唇が開いてしまい自然と口呼吸になってしまいます。たとえ昼間は大丈夫でも、就寝中は筋肉がゆるむので、口呼吸になりがちです。

・スポーツ選手がよく使う鼻腔拡張テープを使うのも鼻呼吸をするためのもので効果があります。

 

段々と空気が乾燥する季節になってきました。みなさん、風邪を引かない為にも口呼吸の方は鼻呼吸にしていきましょう!!