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2013.09.28

歯が割れる?

こんにちは。オリオン歯科汐留、歯科医師の南です。

 

 

『歯はなぜ割れるのか?』

今日は、このことについてお話をしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正常な歯でも構造上の欠陥として小さなヒビをたくさんもっています。

 

しかし、これは歯の健康にとっては障害とはならず、やはり原因の大部分は外から加わる力ということになります。

 

当たったり、ぶつかったりという大きな衝撃力は、それだけで歯が割れる原因となります。これと同時に注意が必要なのは、氷やアメなどを嚙み潰すときの「ガリッ」という力です。不用意に梅干しの種などを嚙み潰すのもやめましょう。

 

 

食事や歯ぎしりなど、普通の日常で歯を噛み合わせるような小さな力でも、繰り返しかかる力はヒビや亀裂の原因となります。

人工的に作る冠や詰め物も、相手の歯との当たり方を適正に考慮したものでないと割れる危険度が高まります。

 

 

ここで注目したいのは、神経の生きている歯の方がヒビや亀裂が入りにくく、それに比較して神経をとってしまった歯は、その後の経過時間が長くなるに従って割れる危険度がより高くなります。

 

神経を取ってから長く経過した歯は、根自体が脆弱になってしまいますし、むし歯を放置しておいたり、根の治療を放置して健全な歯の部分が少なくなった歯に耐えられない過度な力が加われば、どうしても歯は割れてしまいます。

 

 

ブリッジや場合によっては部分入れ歯を入れている状態では、さらに大きな力がかかりやすく、割れる危険度が高くなることもあります。

 

また、もともと噛む力が強い人や歯ぎしりをする人は想像できないほどの大きな力がかかり、特に奥歯では割れる危険度はかなり高くなります。

 

歯が割れる原因は、歯にかかる過大な力およびその繰り返しと歯、特に根の強度の低下が限界に達したことによると考えられます。

 

歯が割れてしまうと、歯は保存ができないので、割れないようにしていくことが一番大切なこととなります。

 

何か気になるようなことがあれば、オリオン歯科まで是非いらしてください。

スタッフ一同笑顔でお待ちしております。