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2013.09.17

妊娠中の口腔内変化について

こんにちは、オリオン歯科、歯科医師の木村です。

 

今日は妊娠中の口腔内についてお話しせていただきます。

妊娠中は、ホルモンバランスが変化したり、つわりなどにより口腔内が酸性に傾くことが多くなったり、唾液の分泌、食生活の変化なども加わり、口腔内が汚れやすくなったりする傾向があります。

妊娠中に分泌が増加するエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンは、歯肉の炎症を起こしやすくします。また、口腔内の環境がかなり変化する事により、歯肉が腫れたりむし歯が多発しやすくなります。またむし歯や歯肉の腫れがなくても歯に循環する血液量が増加する事により歯が痛くなったりする事もあります。

妊娠中の歯科治療は躊躇してしまう人も多いと思います。しかし、治療しないで放置しているうちに症状が悪化してしまうと、結局は治療に時間がかかってしまったりもします。また、口の中に症状があると、上手く食事が摂れなくなってしまい、母体にも胎児にも良くありません。また、痛いのを我慢し続ける事も、精神的に安定している事が重要な時期になるのでさけるべきだと思われます。このような事が起こらないように、何か心配な事があれば迷わず御相談にいらっしゃって下さい。

オリオン歯科汐留 スタッフ一同お待ちしております。