金属アレルギー外来

銀歯などの歯科金属を原因とするアレルギー治療を専門に行う外来です。
お口の中の金属が原因かな?と思ったら、まずはお気軽に検査をお受けください。


金属アレルギーとは

金属アレルギー通常、金属そのものは「アレルゲン」ではありませんので、体に直接アレルギー反応を発生させることはありません。しかし、汗や唾液など、体液によってイオン化した金属が体内に取り込まれます。発汗によって、ネックレスや時計のベルトと接する肌が赤くなったり、かゆみが出るのは、汗の塩分がイオン化を促すためです。
歯科治療用いられる金属はいろいろな種類の金属を合わせた合金が使われており、そのためイオン化傾向が強くなり、アレルギー症状が出やすくなることがあります。

 

アレルギーの分類と金属アレルギー

金属アレルギー金属アレルギーは花粉アレルギーと異なり、遅延型と呼ばれ接触してからすぐに症状がでるタイプではありませんので、原因が金属と分からずに悩まされる方が多いようです。

アレルギーには4つのタイプがあります。金属アレルギーはⅣ型のアレルギーで遅延型の反応をする特殊なアレルギーです。

今までアレルギーがない人も、ある日突然アレルギー状態になることがあります。

Ⅰ型:アナフィラキシー反応・・・5~10分後に発症『即時型』
IgE抗体が肥満細胞に結合 → ヒスタミン・セロトニン・プロスタグランジンが遊離 「花粉症・薬物アレルギーなど」

Ⅱ型:組織障害性反応
Ⅲ型:免疫複合体反応

Ⅳ型:細胞性免疫反応 ・・・24~48時間後に発症『遅延型』
T細胞、マクロファージなどの細胞が関与。通常、抗原に感作されたT細胞の産生するサイトカイン(リンホカイン)によって引き起こされる 「ツベルクリン反応・金属アレルギーなど」

 

歯科における金属アレルギーの主な疾患

【口腔外】
接触性皮膚炎・掌蹠膿疱症・扁平苔癬・貨幣状湿疹・異汗性湿疹・歯科金属疹・偽アトピー性皮膚炎

金属アレルギー 金属アレルギー 金属アレルギー

金属アレルギー 金属アレルギー

【口腔内】
口腔扁平苔癬・舌痛症・異味症・口唇炎・口内炎・歯肉炎・舌炎

金属アレルギー 金属アレルギー 金属アレルギー

金属アレルギー 金属アレルギー

 

金属アレルギーの代表的な検査法

単純パッチテスト

金属アレルギー金属アレルギー
患者様の体質に合わない歯科材料(金属)は、どういう種類のものなのかを
はっきりさせて診断の重要な手がかりとする


パッチテストの方法

検査法

検査試薬1滴又は少量をパッチテストテープに滴下または塗布する。
歯科材料の場合は皮膚面に2日間貼布する

判定法

2・3・7日後に判定する
金属アレルギー

パッチテスト試薬        パッチテストテープ  パッチテスト陽性の例
金属アレルギー 金属アレルギー 金属アレルギー

 

金属アレルギーの治療

金属アレルギーの治療は原因となっている金属を特定し、その金属を除去することです。

1. アレルゲンとなっている金属を皮膚に接触させないようにすることです。まず、ピアス、ネックレス、指輪などをはずします。一般的にはチタン製、あるいは金や白金の含有量の高いのもがアレルギーを起こしにくいとされています。

2. 歯の被せ物や詰め物を安全性の高いものに取り替える作業を行います。これをノンメタル(メタルフリー)治療と呼びます。皮膚の症状に比べて、歯の被せ物や詰め物によるアレルギー気付きにくい一方で、健康障害を起こす危険性は高いと考えられています。口腔内に多数の被せ物や詰め物が入っている場合には、検査を行っても原因(アレルゲン)の特定が困難な場合が多いのですが、基本的に溶出度(イオン化傾向)の高い順に取り除きながら様子を見ていきます。溶出度の高い金属とは、アマルガム、銀合金、ニッケル合金、金銀パラジウム合金などです。

メタルフリー修復

メタルコア → ファイバーコア

ファイバーコア

銀歯 → メタルボンドクラウン

銀の詰め物 → ハイブリッドセラミックインレー・コンポジットレジン

 

チタン修復

金属の入れ歯 → スマイルデンチャー・チタンの入れ歯
歯科用合金 → インプラント治療