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2014.11.04

歯茎が下がる原因

こんにちは。衛生士の石井です♬

 

歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなったり、歯が伸びてきた!?と思った事はありませんか?それは歯茎が下がってきているからなのです。

歯茎が下がってきて気になる人は多いのではないでしょうか。歯茎が下がると歯が伸びたように見えたり、そのままでは歯が抜けてしまうのではないかと心配になる人もいるかと思います。実は、歯周病だけではなく歯磨きのやり方や歯ぎしりで歯茎を下げている場合もあります。今回は歯茎が下がってしまう原因や歯茎を下げないための対処法をお話します。

 

◎歯茎が下がる原因と対処法

1、歯磨き圧が強すぎると歯茎が下がる

歯磨きの時、強く磨きすぎると歯茎が傷つき下がってしまいます。歯茎は軟らかいので、硬い歯ブラシや磨き方が強いと傷ついてしまいます。歯がしみることもあり虫歯と間違え、一生懸命磨いてしまいより歯茎が下がってしまうこともあります。

対処法

歯磨きの方法を変えてみて下さい。歯ブラシの硬さは普通〜柔らかめを使い、優しく小刻みに磨きます。1ヶ月で歯ブラシの毛先が開いてくるようであれば強く磨きすぎです。

 

2、歯ぎしりの力によって歯茎が下がる

歯ぎしりは寝ている間、無意識に強い力で長時間、歯に揺さぶりをかけています。その力で歯を支えている骨が溶かされ歯茎も下がってきます。

対処法

歯ぎしりの力を分散させるために寝ている間はマウスピースを使用します。歯にかかる負担が減ることによって歯茎が戻ってくることもあります。中の骨の溶け方が多い場合は骨を作るなどの処置が必要になります。

 

3、歯並びが悪いと歯茎が下がる

歯は顎の骨の中に埋まって生えています。顎の骨と歯の大きさが合わず凸凹してしまうと歯が顎の骨から押し出され歯茎が下がってしまいます。八重歯など歯茎の外に押し出されてしまった歯は、年齢とともに歯茎が下がってしまいます。

対処法

歯列矯正をして顎の中に歯が並ぶようにします。抜歯をする矯正が必要なこともあります。矯正をしても歯茎が戻らない場合は歯茎を移植して、歯茎の高さを増す方法もあります。

 

4、歯周病によって周りの骨とともに歯茎が下がる

歯周病は歯を支えている骨や歯茎が下がってきてしまう病気です。骨が溶け続ければ歯が揺れはじめ、最後には歯が抜けてしまいます。初期の頃は症状が出にくいため、歯周病になっているか気づきにくい事が多いのです。気づいた時には、骨が無くなっていることはよくあります。

対処法

全体的に下がってしまった歯茎を戻すことは困難です。部分的に下がってしまった歯茎を戻すには中の骨を作る必要があります。歯周再生療法で骨を再生させ、その周りの歯茎も上げていきます。このように歯周病による歯茎の下がりは部分的にしか、それも外科的にしか再生させることができないのです。歯周病は進行する前に予防していく事が重要です。

 

 

歯茎の下がりは見た目にも分かり、気になるものです。見た目にも健康的な歯茎は清潔感もあり、若く見られます。今の時代、定年退職を過ぎても現役で働いている方も多いので心も体も歯も現役で活躍していただければと思います。

 

何かお困りの事がございましたらオリオン歯科までお越し下さい。スタッフ一同お待ちしております。