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2014.03.20

キシリトールとは?

こんにちは。歯科医師の南です。

 

今日はキシリトールについてお話ししたいと思います。

私たちの生活の中で当たり前のように聞くようになった言葉、「キシリトール」

キシリトールはなぜ体に良いのでしょうか?

 

1、キシリトールとは?

キシリトールはシラカバやトウモロコシの芯などから採れるキシラン、ヘミセルロースという物質を原料にした甘味料です。

キシリトールの甘さは砂糖とほとんど変わりません。

甘さを感じる感覚はほぼ砂糖と同じです。

口の中に入れるとすぐに溶け、多くの熱を吸収するので、ひんやりとしたさわやかな甘さが広がります。

 

2、ムシ歯菌を弱らせ、歯を守ります。

ムシ歯菌は、砂糖によりムシ歯の原因となる酸を作りますが、キシリトールでは酸は作れません。

さらに、キシリトールによりムシ歯菌の活動が弱まり、砂糖などの糖からも酸を作ることが出来なくなります。

キシリトールを口の中に入れると、唾液がたくさん出て歯の表面を中和し、歯を酸から守ります。

 

では、そんな「キシリトール」を上手に取るためにはどのようにしたらいいのでしょうか?

よく噛んで食事をした後すぐに、キシリトール入りのガムまたはタブレットを5分間口の中に入れておきます。(ガムは唾液もたくさん出るためさらに効果的!)

その後、キシリトールの効果で歯垢がはがれやすくなったところで丁寧にしっかりと歯磨きをしましょう。

 

キシリトールを上手くつかって、ムシ歯になりにくいお口作りを目指しましょう。